約1年の準備期間を費やした今回のイベントも、本日で無事締めくくることが出来ました。足下の悪い中、来場してくださった皆さん。本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。
アーティストの方々のパフォーマンス、ムービー、SALタイム。
何か一つでも、感じたことを持ち帰っていただけたなら嬉しいです。
こうして部屋でのんびりしながら今日のことを思い出していると、なんだかやり場のない気持ちがこみ上げてきます。
無事イベントを終わらせることが出来た安心感・達成感がある反面、やっぱり寂しい気持ちの方が強いみたいです。
毎日のように誰かの家に集まって、動画つくって、SALタイムの台本を何度も何度も練り直して、
壁にぶち当たっては悩んで、作業が全く進まないなんて日もありました。
辛い、ねむい、放り出したい。けど、その分自分たちにも何か大切なものが返って来ている。
そんなことを実感出来る日々がもう終わってしまった。
考えれば考えるほど寂しいです。
だけどそんな日々を振り返って、僕が何よりも強く感じたことがあります。
それは、「ガッツ」の大切さです。
言葉だけ見てしまうと単なる月並みな言葉ですよね。そんなの当たり前だと言う方もいると思います。
だけど、今回のイベントを通して僕が感じた思いは、この「ガッツ」という表現・一言に尽きます。
そう感じるようになった一番のきっかけはS.A.L.タイムです。
S.A.L.タイムの目的は、僕たちSALメンバーの思いを周りの人に「伝える」ことで、同時にそれは大前提でもあります。
思いを伝えるには、必然的に「自分の考えを表現する」という作業を行わなければなりません。動画・文章・スライド、どれについても言えることです。
「自分の考えを表現する」
口で言うのは簡単ですがこの作業が想像以上に難しいんです。
自分の中に良い考え・アイデアがあったとしても、それを文章や映像に落とし込むことが出来ず、中途半端な出来のものを作ってしまうことがほとんどでした。
上手い文章や論理的なプレゼン構成、観ている誰をも引き込むような動画を作るには、もちろんそれなりのスキルやセンスが必要だと思います。そしてそこに、自分の伝えたいことを盛り込むという厄介な作業が加わる。
そうすると「出来なかったとき」に、その原因を今度は逆にスキルやセンスに押し付けてしまいがちになってしまう。しょうがないことなのかもしれません。
でもこれってただの甘えだと思うんです。
自分の考えを文章化しようとする。でも、なかなか出来ない。つらい。
自分にはスキルはないし、もしかしたらセンスもないのかも。
そんな自分に嫌気が差してくる。
「もう十分がんばった。これが限界だよ。この辺でやめて大丈夫。」
僕自身もいつもこうやって辛いことから逃げてきました。
でもこれじゃダメですよね。
センスのなさに嫌気が差してしまっている自分
「ここまでやったんだからもういいだろ」と妥協してしまっている自分
大切なのは、
「そんな自分の姿と真正面から向き合いながら、自分の考えを限界まで、文字や映像に落とし込む作業を続けることが出来るか」
だと思うんです。
たとえそれがどんなに時間のかかる作業だとしても。
そうやって出来たものには、周りのメンバーも全力で「叩き」という形で応えてくれます。
いわゆる愛のムチです。
そして僕たちはその「叩き」をもとに、また悩んで、話し合って、以前よりも良いものを作りあげていく。そしてまた叩かれる。
この繰り返しで出来た集大成。
それが、本番で皆さんの前で発表した「S.A.L.タイム」なんです。
S.A.L.タイムには僕たちが伝えたい思い。
「カンボジア人が言いたいことを自由に言える社会を作る」
という思いが込められています。
皆さんの中の一人でも多くの方に、このメッセージが伝わっていたとしたら、
僕たちにとってこれ以上嬉しいことはありません。
だけど、S.A.L.タイムを聞いて感じたことは来場してくださった皆さんの中でも、ひとりひとりきっと違っていたと思います。
それでも構いません。
今回のイベントを通して、漠然とでも国際問題に興味を持ってくれた人がいて、今度はその思いを「行動」に移してくれるなんてことがあったら、それは本当に素敵なことだと思います。
PCの永島の言葉にもあったように、今回のイベントがそんな「きっかけ」になることを、僕たちは願っています。
最後に、来場してくださったみなさん、出演してくださったアーティストの方々、やないけいこさん・滝田周さん・goose houseのみなさん、最後まで協力してくれたSALメンバー。
誰か一人でも欠けていたら「LIVE&PIECE3rd」は成り立たなかったと思います。
皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、本当にありがとうございました。
次に皆さんとお会いするときには今日よりもいっそう進化した姿を見せられるように、
これからもS.A.L.は「ガッツ」をもってチャレンジを続けていきます。
最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう!
[学生団体S.A.L.2年 前田直大]
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見えない努力をしていたと思うとより感動します!
これからもがんばろー!^^