2011年03月27日

(インドスタツアブログ)踏み込みたくなかった、心の部分

遅くなってしまい申し訳ありません。

さて、今回何を書こうかな?インドの町の雰囲気についてでも書こうかな?と思っていたのですが、やはりこの話題からは離れられない気持ちがあります。


東北関東大震災


インドでもずっと日本の津波についてのニュースを放送しており、写真展のビラ配りのために道を歩いていると、
「日本人か?津波大丈夫か?」
と本当に多くの方に声を掛けていただきました。


そんな中、ある男性が私にこう言いました。
「お前はなんでここにいるんだ!日本が津波に襲われて大変なのに日本人のお前は日本に帰らないのか?」

「今は空港も使えないし、航空券もすでに取ってあるし、帰れない。それに、私達は写真展をやるためにここに来たのだから写真展を終えるまで帰れない」
このように反論したのを記憶しています。


その時は本当に「しょうがない」と思っていました。
しかし、後でこの事をメンバーに話し、現地のNGOスタッフの方の言葉を聞いてはっとしました。

「インドに残れるのは、自分の親族・友人の安否確認が取れていて皆無事だとわかっているから」


確かに、自分達の家が被災し、親族友人に死者・行方不明者が出ていたらすぐにでも帰国の準備をしたに違いありません。空港は関西空港もあるしどうにかなります。チケットにしても新しく手配すれば何の問題もありません。写真展よりも親族・友人の生死のほうが大事です。


そう。「しょうがない」と言っていた裏には、「他人事である」という思いが無意識のうちにあったのです。


日本の悲惨なニュース映像を見る中で、

ただ事ではない

被災者の方々はどんなに大変な状況にあるのだろう

他人事ではない

と心から思っていました。いや、思っているつもりでした。


もちろん、今回は様々な要素を天秤にかけた上でのプライオリティの問題でもあります。今回のプライオリティ関係はまさにこれでした。
親族・友人の安否>写真展>被災地・被災者の方々


当然といえば当然なのかもしれません。自分に一番近い人間が一番大事なはずです。

ですが、遠いところに住んでいるからといっても同じ日本にいる限り、私達は被災地の方々と間接的であれ何かしらの形で関わり合いを持っています。東北地方の野菜もお米も食べてきています。サークルの合宿でも福島の方にお世話になりました。

しかし、決して無関係ではない方々が被災されている状況で、写真展を優先する。いくら自分と無関係ではないとわかっていても、結局は、他人事だという思いが潜在的にあるということがその行動からわかってしまったのです。

今回改めて「自分とあまり近くない、大変な立場にある方々を心から思うことの難しさ」を感じました。


人間の嫌な部分が見えてしまい嫌悪に陥ることもありますが、自分が落ち込んでいても仕方ありません。上記のような思いが潜在的にあろうとも支援は出来るはずです。
これからも自分の出来る範囲での支援活動を行っていきたいと思います。


                      【文責 国際局2年 青山 明弘】
posted by S.A.L. at 17:57 | Comment(0) | スタツア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月22日

日本力

みなさんこんにちは(^○^)
去年とは比にならない量の花粉にやられております、国際局2年の水野です。


2年、と言えるのもあと2週間弱になってしまいました。

4月からは3年生
そう。三女です。



もう自分が三女だなんて。
時の経つ早さにびっくりします。
ちなみに国際局のお友達は「心は一女」と言い切っていました。





前置きはこれくらいにして、
今日は初めてブログを書かせてもらっているので、いきなりですが周りの人への感謝と愛情を伝えたいと思います。


気持ち悪いと思うかもしれませんが、私は本当に周りの人に恵まれています。
本当に周りの人がみんなだいすきなんです(^○^)




誰も知り合いのいない団体に一人飛び込んで来た私を受け入れてくれたSALのみんな。



膨大な課題を励ましながら頑張れる大学の友達。




地震のあとすぐに心配して連絡してくれた地元の友達。



東京まで会いに来てくれる友達や
帰省した時はわざわざ予定を空けて会ってくれる高校の友達。



忘れてはいけないのは、もちろん家族。
家族がいなかったら私は生活もできません。



そして、被災地の人々を少しでも助けようと必死に走り回る
政府の人たちや東電の人たち、ボランティアの人たち。
しいては被災地を思いやる日本国民みんな。




甚大な被害をもたらした震災ですが、
同時にたくさんの気づきももたらしてくれました。





地震の後、あんなにも一人で家にいるのが怖かった時はありませんでした。


周りの人の大切さ、優しさ、誰かと一緒にいることの心強さに気づきました。


顔も見たことのない被災地の人々のためにみんなが全力で頑張れる
そんな日本が、日本人がだいすきだと気づきました。




震災から時間が経ち、ニュースで扱われる時間も減ってきてしまいましたが、

まだまだ状況がよくなったわけではありません。

むしろ、これからがスタートです。


自分たちにできることを、全力でやりましょう!

それができる日本人が本当にだいすきです(^○^)!

まずは節電!
水野家も微力ながら全力で節電していきます!
posted by S.A.L. at 09:10 | Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月12日

東北地方太平洋沖地震

こんばんは。
広報局長、久保七生です。

Twitterでお知らせしたように、東北地方太平洋沖地震の発生を受けてメールマガジンを発行するつもりでしたが、配信がストップしているためブログから送らさせていただくことにします。

非常に大変なときですが目を通していただければ、そして少しでもみなさんの力になれば幸いです。


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  ■■ S.A.L. ■■  No.050:2011/3/12  
   Keio University

━━━━学生団体S.A.L.が発行するメールマガジン━━━━
      臨時号
               
 http://sal.seesaa.net
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●コンテンツ
・ 編集長より
・ 代表挨拶
・ コラム
・ 募金情報
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●編集長より
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編集長に代わり、前・編集長の久保七生が担当させていただきます。

昨日、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震。
国内観測史上最大のM8.8を観測し、現在も緊張が続いています。

今回の地震を受けて臨時号としてメールマガジンを発行します。
少しでもみなさんのお役に立てれば、と思います。

東北地方太平洋沖地震の被災者の方々、そしてご家族の方々へ心からのご冥福をお祈り致します。

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●代表挨拶
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代表の武井裕亮です。
初めに、今回の東北地方太平洋沖地震の被災者の方々、またご家族の方々に心からのご冥福をお祈りいたします。

昨日の14時46分の地震に始まり、福島原発のメルトダウンへの緊急事態宣言。ネット上での情報錯綜。依然として、東日本全体で緊張状態が継続しております。
また、福島原発一号機からは爆発音も確認されました。「フクシマ」が新たな世界共通語にならないことを心から祈り続けます。
今回の東北地方太平洋沖地震は有史以来最悪の地震です。しかし、その地震は世界一震災に準備がなされた国を襲いました。確実な情報収集と落ち着いた行動を心がけて、日本国として今回の震災に立ち向かいましょう。



また、関東地方では19時ころまで電力不足による停電が懸念されています。今日は電気を一つ、二つと消して、震災地への祈りを届けましょう。それが、「僕たちに今できる」震災へのアクションです。


震災の経緯
3 月 11 日午後 2 時 46 分ごろ、マグニチュード 8.8 を記録する地震が東北地方太平洋沖で発生し、停電や火災、津波などの被害が拡大しています。

震災への情報
[気象庁]
http://www.jma.go.jp/jma/index.html

[google Crisis Response]
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html


※現在、情報が錯綜しているため、学生団体S.A.L.としての詳細な情報の掲載は避けさせていただきます。

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●コラム
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みなさん、ご無事ですか。これを読んでいるみなさん自身がご無事で、ご家族もお友達もみんながご無事でいることを願っています。というか、願うことしかできません。

*

昨日はぼくも 帰宅難民として、都内の友人の家に一時避難していました。日常って一瞬で壊れるんだなあ、と在り来りなことを痛感していました。ずっと悪 夢を見ているような気分、そして地震酔い。なんとか無事に帰宅することができたけれど、そうすることができたのもインフラのお陰です。イ ンフラを裏で支えてくれていた方々に、心から感謝しています。ツイッター上では政府やマスコミや、インフラを批判する人がいたけれども、 いま大切なのはそんなことじゃあないと思う。批判するのは簡単で、実際にそういうものがなくなったら本当に苦労するのに。

*

とりあえずぼくが昨日、地震の被害を見たり聞いたりしながら感じたのは、自分の圧倒的な無力感。何かをしたい、けれども何もできない。たとえばテレビ の中継映像。津波で道行く車が飲み込まれていく。今この瞬間に、人の命が消えそうになっていて、それを見ているのに、自分がその人に対して何もできないもどかしさ。泣きました。

*

でも、そのもどかしさはやむを得ない物なのかもしれません。だって、どうしようもないのだから。とりあえず今無事ならば、まずは被害者の方々に対して 祈って、そして救助に駆け回っている人やインフラを支えている人、メディアの人に政府の人達を応援すればいい。その行為に意味があるかな いかなんて考えないで、すればいい。そうしながら、落ち着いてしっかりとした情報を確認して、広げられるきちんとした情報は広げて、でき ることができるようになるまで待つ。募金はいくつかのサイトではじまっているようだし、献血だってできる。しばらくしたら、ボランティア の募集もはじまるはず。ただ、落ち着いて待つ。もどかしさはあるかもしれないけれども、それだけでいいし、それが限界だし、それが最善だ と思います。

*

国際問題も国 内問題も、根本は同じ。苦しんでいる、辛いことがあった人達が裏にいる。国際問題について活動しているぼくたちだって、できることは絶対 ある。世界中では、日本のために祈ってくれている人達がいる。Pray for Japanという動き。その祈りに答えられるよう、全力で頑張りましょう。この惨劇 を、みんなで一緒に、乗り越えましょう。

*

何が正しくて 何がいけないのか、よくわからないこの状況。ひとりでも多くの人達が、無事に、また笑顔になれますように。

元代表 簱智広太

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● 募金情報
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ネット上で多くのチャリティーサイトがオープンしています。ワンクリックで被災地に手を差し伸べることができます。災害支援活動へのご支援をお願いいたします。

■募金を偽装した詐欺にご注意ください
災害時には募金を装った詐欺行為が多く発生します。


・Yahoo基金(チャリティー壁紙の購入)
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html

・グルーポン(チャリティークーポン)
http://www.groupon.jp/cid/7995

・@nifty(チャリティー壁紙の購入)
http://donation.nifty.com/tokusetsu/service/tokusetsu1/

・goo募金(チャリティー壁紙の購入)
http://special.goo.ne.jp/donation_earthquake/


※その他「東北地方太平洋地震」募金情報まとめサイト
http://sites.google.com/site/quake20110311jp/bokin

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
twitter、やってます。 http://twitter.com/sal_keio
オフィシャル・ブログ、更新中。学生の視点でから見た、世界の姿。
http://sal.seesaa.net
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ご意見ご感想,メルマガで取り扱って欲しいテーマ、
随時を募集しています!!
sal.officialinfo@gmail.com まで、ご気軽にご連絡ください!!
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◎S.A.L. オフィシャルメールマガジン
のバックナンバー・配信停止はこちら
http://archive.mag2.com/0000278176/index.html

posted by S.A.L. at 21:01 | Comment(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月09日

スタツア反省日記

こんばんは。
渉外局1年の前田直大です。

カンボジアスタディツアーは全11日間の行程を終え、先日無事に帰国をしました。

今回のスタツアでは、他のSALのメンバーが引率していた
慶應義塾高校のスタディツアーのミーティングを見学する機会がありました。

その日に感じたことや気づいたことを、全員の前で発表しあうというものです。

冷静で的を得ていて、なおかつ熱さの籠った高校生の言葉を聞き、本当にたくさんの刺激を受けました。

そんなミーティングを通して僕が何よりも反省したこと。

それは自分の「学ぶ姿勢の低さ」です。





スタツアから帰ると、友達などに土産話をする機会がたくさんあります。

そういったと時に僕が話すのは「誰かが起こした面白い事件」などの
「自分がいかに楽しんだか」を示すような話ばかりです。


自分はカンボジアという国が大好きなので、そういった楽しい話を通して
カンボジアが良い国だということを伝えているつもりでした。


でもよく考えると、そういう話はなにもカンボジアに限ったものではありません。
インドに行ってもきっと「面白い事件」は起こります。




じゃあカンボジアならではの良い部分とは何なのか。
それを考えてみても「雰囲気が良い」といったあいまいな表現しか浮かばず
はっきりと自分の言葉で表すことが出来ません。

これは僕がスタツアにおいて「楽しみたい」という気持ちを、何よりも先行させていたことが原因なんだと思います。



ある本の言葉を借りて言えば「カンボジアを単なる背景としてみていた」ということです。

僕自身しっかりと「何かを学ぶ」という気持ちになったつもりでした。
しかしスタツアを終えた自分の姿には、上の言葉の表現がぴたりと当てはまっていると思います。





ただ楽しい時間が過ごしたいなら、仲の良い友達と行きたい場所に行けば済む話です。

楽しむだけではなくそれ以上に、自分の目で見、肌で感じたことをしっかりと日本に持ち帰り、それを自分なりの言葉にして初めて「スタディツアー」として参加したことの意味になる。


こんなことは当たり前のこととして「わかっていたつもり」でいたけれど、
本当は全然わかっていなかったことに今更気づかされました。





あの熱いミーティングを見学できたおかげで、
僕はようやくスタートラインに立つことが出来ました。


「楽しむこと」が悪いこととは言えません。
次のスタツアに行く時も、僕はおそらく楽しもうとすると思います。

ただ一番上にあるべきなのは「学ぼうという姿勢」だということを、
これからのスタツアでは意識していきたいと思います。
posted by S.A.L. at 00:23 | Comment(0) | お知らせ,イベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月08日

朝日@アンコールワット

更新が遅れてしまい申し訳ありません。

スタツア5日目に書いたブログです。


*


シェムリアップ一泊二日の弾丸ツアー。
目的は、アンコールワットで朝日を見ること。


朝日を待つこと約一時間半。その間、私はカンボジアという国に思いを馳せていた。




キリングフィールドとトゥールスレンを訪れてから、私はカンボジアという国に対して暗い印象を抱くようになった。
過去には同じ国民同士での虐殺が行われ、現在では物乞いをする人の横をレクサスがブイブイいわせて走っている。

なんて悲惨な過去を持つ国なんだろう。
なんでこんなにも格差が激しいんだろう。



でもアンコールワットからのぼる朝日を見て、カンボジアの人々が持つ明るいエネルギーを思い出した。
現地の人々で活気づく市場、毎朝現れるトゥクトゥクおじさんの笑顔。

そうだ、カンボジアはどこか心がほっこりする国だった。




どの国にも同じ朝日がのぼり、今日という日がやってくる。

世界中の人々に素敵な明日が訪れますように。








朝日を見ている私の頭には、おはようカンボジアという曲が流れていました。

この曲は4月15日のイベントでお世話になるまささんが作ったものです。

***************************************

おはようカンボジア
ぼくらはここで生まれ 育ち泣いて笑っている

そうカンボジア
いつもそばにいてくれる
あたたかな日差しをどうもありがとう

カンボジア
夜明けがもうすぐ来るよ
ぼくらを包む朝を呼ぼう



[イベント局一年鈴木友佳子]
posted by S.A.L. at 18:55 | Comment(0) | お知らせ,イベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

支援について考える

こんにちは、SAL一年の川又です!

私は2/23〜3/5の行程でカンボジアへスタディーツアーに行ってきました。
行程中体調を崩すものもいましたが、5日の早朝5時過ぎ、無事に羽田空港へ降り立ちました。

そしてブログの更新が大幅に遅れたことをこの場を借りてお詫び申し上げます。ごめんなさい。

遅くなりましたが、良かったら読んでください。





*
今回のスタツアで、山浦さん(NPO法人Art-planet代表)との対話の中であったり、
一週間のカンボジアでの生活の中で、とても考えさせられたことがあります。

それは「支援」ということについてです。



支援についての話の前に、
みなさんは「カンボジア」という国に対してどんなイメージを抱いてますか?

私の母親は、私がカンボジアへ行くと行った時、

「危ない国じゃないの?」「そんな途上国に行って何があるの?」「ちゃんと生活できるの?」

そんなことを口にしました。

ゴミがすごそう、道が舗装されてなさそう、物資が足りてなさそう。

実際、こんなイメージを抱いてる人は結構いるんじゃないでしょうか。

私自身、SALのメンバーからの話で少しはカンボジアについて知っていたものの、
イメージの中のカンボジアはもっともっと汚くて未発展なところでした。



ところが現地(プノンペン中心部)へ行ってみれば、道は綺麗に整備され、
市場には食材や生活用品が溢れ、街中にはお洒落なカフェやレストランが立ち並ぶところもあり、
ゴミも思ったよりずっとずっと少なかったです。

泊まったホテルも安宿だったのでどんなひどい所かと思いきや、
温かいシャワーは出るし、エアコンだってついていて、
ベッドメイクも毎日入りとても清潔なところでした。


イメージの中のカンボジアと実際に見たカンボジアはずいぶんとギャップがあったのです。




では、こんなにも発展を遂げたカンボジアは何故発展途上国と呼ばれるのでしょうか?

一概に決めつけることはできませんが、それはカンボジアという国自体が自立できていないからです。

カンボジアには現在も数多くのNPOやNGOなどの支援団体が存在しています。
この国の発展は支援による功績が大きいとも言われます。支援立国というんでしょうか。

カンボジアは支援に頼りすぎて支援依存体質になってしまっていると、山浦さんは話してくれました。



この時に指す「支援」というのは、主に物的支援のことです。

物的支援は一時的にはその支援する地域の貧困を救うことができます。
例えば食糧不足の地域に食べ物を送ることができれば、
生死の境界にいるような人たちの命を取り留める事ができます。

ただ、根本的な原因が解決されない限りは、永遠に物資を送り続けなくてはなりません。
加えて、支援を受ける側が支援に甘えて自分たちでこの状況を改善しようという気持ちを削いでしまう危険性も孕んでいます。

この状況を山浦さんはこんなふうに表現していました。


「与えることで奪うものが、あまりにも多すぎる」と。


もちろん物的支援を完全否定することはできません。緊急性の高い貧困地域にはどうしたって物的支援は必要です。

大事なことは、貧困という問題をマクロの視点で考えて支援を決定するのではなく、
限定された地域ごとに潜む問題にフォーカスしたミクロの視点で支援方法を決定することです。
つまり適材適所の支援が必要ということです。

支援する側はもっともっとこのことについて考えなくてはいけません。
何が必要とされる支援なのか。それが支援を受ける側の目線で行われているか。支援する側やりたい支援になってないか。


これらの話も実際の現場で働く山浦さんが語ってくれました。



少し話がそれましたが、平均年齢22歳の若い国カンボジアはこれから大事な時期を迎えます。
経済の中心はアジアへ移るとも言われています。

そんなカンボジアに今必要な支援は、一体なんでしょうか?

それは支援に頼らずに発展していくための「自立のための支援」だと思います。

支援に頼らないための支援、というのも矛盾したように聞こえますが、最初の導入部分で外からの介入は必要だと思います。

また先ほどミクロの視点で〜と言いましたが、「自立のための支援」はどの地域にも共通して必要です。
まだ自立の段階に至らない地域もありますが、そこもいずれは支援なしで生活できるようにしていかなくてはなりません。



では「自立のための支援」とは一体なにか?

そのほんの一つの手段として私たちは「音楽」というものを選択し、
来る4月15日に向けてイベントの準備をしています。


イベントのテーマは、

「カンボジアにアートという選択肢を」

私たちはただ単に「カンボジアに音楽(アート)を広めましょう!」と言って今回イベントを開催するわけではありません。

先ほど言った「自立のための支援」と「音楽」は重要な関係性を持っています。

それが何なのかはここでも書きたいのですが、イベントの中で私たちから伝えさせていただきたいと思います。



読んでいただいた方、拙い文章で申し訳ありません。

では4月15日、Club Asiaへ是非足を運んでください!

イベントの詳細は追ってお知らせします。
posted by S.A.L. at 17:39 | Comment(0) | スタツア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マイクロファイナンス、そこから見えてくるもの

「仕事は楽しいわ。」

「家計の約半分は私が稼いでいるのよ。」

と元気に語ってくれたのはある村の女性たち。

「最初は500タカから始めたんですよ。」

「でも今では150,000タカも借りているわ。」

と笑顔で語ってくれたのは20年間支援を受け続けている女性。

女性たちのあの生き生きとした表情は、今でも忘れることができません。



おそらくみなさんがバングラデシュという国で何か知っていることがあるかと聞かれたときにまず思いつくのは、マイクロファイナンスの生みの親であるグラミン銀行でしょう。

今回私たちはグラミン銀行を訪れることはできませんでしたが、BURO Bangladeshというマイクロファイナンスを行っているNPOが支援を行っている村と、そのオフィスを訪れてきました。

朝、ホテルからダッカ郊外にあるその村まで、バスで揺られること約4時間。

移動でちょっとぐったりした私たちを迎えてくれた、あの光景にはとても驚きました。そして感動しました。

約30名の女性たちが5人1組になって列を作って並んで座っていたのです。

なぜ私がこの一見なんでもない光景に驚き、感動したかというと、その光景がバングラデシュを訪れる前に読んだグラミン銀行についての本に載っていたセンター集会の写真にそっくりだったからです。

知識としては知っていたことを、実際に現地に行って自分の体で体験したあの何とも言えない感覚。

これぞスタツアの醍醐味だな、と思わずにはいられませんでした。


温かく迎え入れていただいた後、通訳を通して実際に女性たちにインタビューすることができました。

冒頭に書いたのはそのときのものです。

中でも特に印象に残っているのは、20年間支援を受け続けている女性。

初め500タカを借りるところから始めた彼女は、今では10名もの人を雇って布を作る工場を経営しており、村一番の有名人だとのこと。

正直、これほどまでの成功を収めた人がいるのには驚きでした。

この村しか訪れていませんが、人々の生活水準を考えると、バングラデシュでマイクロファイナンスを利用している女性で、こんなにも成功している人はなかなかいないのではないかと思いました。

そして、この日(スタツア8日目)は村を訪れた後、オフィスに行き、BURO Bangladeshが行っている支援内容などの説明を受けて1日が終わりました。








さて、ここで話は帰国後に移ります。

私たちバングラデシュ組は帰国後3日経ちました。

3日経った今、このスタツアを振り返ってみて、やはり一番印象に残っているのはマイクロファイナンスを利用している女性たちです。

もちろんバングラデシュといえばマイクロファイナンスというイメージがあったからかもしれません。

それに本の写真で見たのと同じ光景を見ることができたからかもしれません。

ですが、自分の中でもっと深くなぜ彼女たちが一番印象に残っているかを考えてみると、あることに気がつきました。

それは、彼女たちも自分と同じ人間なのだということを実感したということです。

私は無意識のうちに、貧しい国に住んでいる人はお金がないだけじゃなく、潜在的にも人間としての能力が低いのだと決め付けてしまっていました。

だから500タカしか借りることができていなかった女性が、20年経った今では工場を経営しているのを目の当たりにしたときに衝撃を受けたのです。

彼女があれほどまでの成功を収めた要因は、NPOによる多少の支援があるとは言えど、彼女自身の能力以外の何ものでもありません。

貧しい人だって「お金」と「機会」さえあれば裕福になれる。

そんなことを思い知らされ、無意識ではあるけれど、あんな風に決め付けていた自分が恥ずかしくなりました。



食糧をあげよう。

学校を建ててあげよう。

井戸を掘ってあげよう。



確かにこうした支援も、時と場合によってはとても重要です。

ですが私にはこうした支援はどうしても「上から下へ」という意識があるように思えてなりません。

だから私は思うのです。

貧しい人への本当の支援とは、外から物的な援助をするだけではなく、中にある物や人を活かすことができるようにすることなのではないかと。

彼らも私たちと同じ潜在能力を持った人間なのです。

そんな無限の可能性を秘めた最高の資源(労働力)を活かさないのは、その国にとって非常にもったいないことだと思いませんか?

【渉外局:福田 光】
posted by S.A.L. at 03:18 | Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月07日

よう!カンボジアどうだった?

こんばんは。SAL代表重田です。

僕が引率者として同行していた慶應義塾高等学校のカンボジアツアーは最終日に体調を崩し帰国を延期していた生徒一名と教員一名が昨日無事帰国し、全工程を終えました。


一週間というごく短い時間の中でさまざまな支援の現場を回り、毎夜ホテルのロビーで集まってその日感じたアレコレを共有し合いました。


高校生たちはその日感じたことを一生懸命言葉にしようと四苦八苦していました。
僕たち引率の大学生も、その姿に甚く感銘を受けました。



僕は今回でカンボジアは四度目になりましたが、帰国するたびに

「カンボジアどうだった?」
と友人に聞かれると

「まあいろいろ考えさせられたし、楽しかったよ。また今度時間あるときにゆっくり話すわ。とりあえず飲みいこーぜ。」(→結局なんだかんだ飲みにいかない。)

なんて適当に流してしまう場面が多かったように思います。



これは逃げだし、やっぱり感じたことをしっかりと自分の中で消化できていない証拠なんだと思います。





貧困の現場を見る、歴史の惨劇を目の当たりにする。

その裏にある事実を探る。人々の無意識に宿る「何か」を読み取る。想像する。

自分の頭で考える。悩む。時には落ち込んだり滅入ったりしながら、考え抜く。

そうして得られたものの総体としての体験をできるだけ正確に言葉にしていく。



こういう一連の作業をサボっていたなと、痛感しています。




漫然と旅をして、なんとなく雰囲気にのまれる。異国情緒を味わって、ああ、いい旅だったな。

これもひとつの形ですが、やっぱり私たちは「伝える」ことに主眼を置いているわけなので、これだけではたりないなと思いました。




まあ、当たり前のことで、今更何を言っているんだという感じですけどね!




高校生をはじめとして、現地の通訳さん(カンボジアのポルポト政権時代を生きた世代)、NGOスタッフの方々、教育の炎に燃える慶應義塾高等学校の教員のみなさんと色々な話をしました。


そうした対話の中でカンボジアという途上国について、自分がわかっている部分、わかった気になっていた部分、分かっていなかった部分、確たる主張をもっている部分、曖昧にしていた部分が徐々に切り分けられてきたように思います。


またSAL元代表の二人とはずっと同じ部屋で寝泊まりしていたので、鼻毛処理の話から自分の将来の話、世界平和の話まで延々と話をしました。
とても楽しかったです。



カンボジアに行くたびに感じる悔しさが二つあります。



ひとつめは、自分が現状に対して徹底的に無力なこと。


ふたつめは、こうしたブログや友達との会話の中で、月並みな感想しか発信できないこと。




こうした悔しさを乗り越えていきたいと思います。

これからもまだまだカンボジアという国について考え抜いてみます。







はい。
やっぱり月並みで言葉足らずでやりきれないです。
今日も寝るまでもう少し考えてみます。
posted by S.A.L. at 01:20 | Comment(1) | お知らせ,イベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月06日

喜び


バングラディシュから帰国して1日が経ちました
歩きやすい歩道、整った交通機関、美味しい食事、安心な水にほっとしています

…しかし何かが物足りません

それは道行く人々の温かさです

道を歩いているとき、リキ車に乗っているとき、買い物をしているとき
いつでもバングラの人々は、笑顔を向けながらあいさつをしてくれました

私がめずらしい外国人だったからかもしれません
しかし私たち日本人は、日本で外国人とすれ違った時に笑顔であいさつをするでしょうか?


私はバングラディシュ人の温かい国民性に触れました

道が分からなくて困っているとき、バスに乗ってどの駅で降りるかわからないとき、ベンガル語が読めないとき

嫌な顔一つせず、むしろよろこんで私たちを助けてくれました

そんなバングラも、衛生・インフラ・医療・教育などすべてにおいて未発達の途上国です

 病院の前には子どもを抱えた女性の行列

 川は濁り、ゴミが無数に浮かんでいる

 道端には手を血だらけにして泣いている少年の姿

 スラム街ではボロボロの小屋の中、裸で寝ている赤ん坊

これが笑顔の裏に隠されている現状です
彼らの日々の生活の苦しみや悲しみに想いを馳せると、胸が締め付けられます

このような現状を肌で感じた私には、何ができるのでしょうか?

この記事を書いている私、そしてこれを読んでいるみなさんにとっても大きな課題だと思います


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バングラの人々のこと、旅の仲間たちと過ごした楽しい時間
この忘れたくない一瞬一瞬を、人間である私はいつか忘れてしまうかもしれません

覚えていたとしても、バングラの匂いや騒音、人々と交わした会話や相手の表情を細かく思い出すのは難しいでしょう


でもいいんです


思い出や経験を忘れてしまう “虚しさ”より、そんな「忘れたくない」と思えるような出来ごとに出会えた“喜び”のほうが大きいからです

私はこれからも忘れたくない出来ごとや、忘れたくない人にたくさん出会うでしょう

その時に感じる一瞬の“喜び”を噛みしめて、これからも旅を続けたいと思います


次はバングラ組ラスト!福田くんです!

8日目に訪れたマイクロファイナンスの現場について、熱く語ってくれることでしょう
乞うご期待!

【イベント局:高田音葉】
posted by S.A.L. at 00:23 | Comment(0) | お知らせ,イベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月04日

バングラの子供たち

こんばんは!
今日、バングラデシュ組のスタツアは終了し、
昨日からインド組はインドへと旅立ちました。

今回はスタツア7日目のことを書こうと思います。
3月1日、私たちはバングラデシュのD-NETというNGOのコンピュータ教育システムを導入している小中学校 に訪問しました。


ホテルのあるダッカを離れ車に揺られること3時間。
学校に到着すると、なんと子供たちが花束を持って私たちを出迎えてくれました!

あたたかい歓迎を受けた後、先生方からお話を伺ったり、
実際にコンピュータを用いた授業や子供たちの教室を見学させていただいたりしました。

子供たちは私たち日本人に興味津々のようで、休み時間になると、
私たちのもとへ大勢の子供たちが駆けつけてくれました。


広い校庭に数百人のバングラデシュの子供たちと11人の日本人の大学生。
かけっこやクリケット、バングラデシュの歌やダンスを一緒にして、
すっかり打ちとけ仲良くなった私たち。

言葉は通じなくとも、子供たちのキラキラした瞳や笑顔に
たくさんの元気をもらいました^^



子供たちの教室を見学させていただいた時、
子供たちは肩身を寄せ合い一つの長机を4人で分け合いながら勉強をしていました。
1人に与えられたスペースはノート一冊を広げた大きさ、
そして、PC室はコンピュータが導入されているといっても、
800人の学校にたった10台です。


しかし、この学校は倍率3倍の人気校。
この学校に通えていることが子供たちの誇りとなっています。


私たちが幼稚園や小学生から受けていた教育は、日本では当たり前のことだけれど、
少し離れた国の子供たちにとっては憧れるくらい恵まれているものであるのです。

教育だけではありません。
日常的な環境から一歩外に出てみると当たり前だと見逃していた大切なことに気づかされるものです。
それがスタツアの醍醐味の一つでもあると思います。

当たり前だと無駄にしてきた大切なこと。
それを子供たちのキラキラとひかる瞳と笑顔から気づかされたような気がします。


バングラデシュでのスタツアは今日で終わってしまいましたが、
スタツア日記はまだまだ続きます^^
お楽しみに..!

【国際局 安齋春奈】
posted by S.A.L. at 23:51 | Comment(1) | スタツア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

慶應義塾高等学校スタディツアー引率、無事終了。

ホーチミン空港からこんばんは、元代表のはたちこうたです。

ぼくの母校である慶應義塾高等学校のカンボジア・スタディツアー引率が、きょうをもって無事終了しました。

慶應義塾大学の未来先導基金のプロジェクトのひとつとして1年前に立ち上がった高大連携スタディツアー。慶應義塾高等学校の生徒16人と教員4名、そしてぼくたち学生団体S.A.L.から3人でカンボジアを訪れ、6日間の日程がさまざまな団体や家庭を訪問してきました。

はじめ2日間、プノンペンでの内容は元代表森島がブログで報告している通りで、全体の統括は6日に現代表の重田が報告する予定ですの。ということでぼくは後3日間、シェムリアップの内容を報告したいと思います。

残念ながら写真がアップロードできないので、様子が気になる方はこちらのページにアップされている写真をぜひご覧ください。

http://twitpic.com/photos/sal_keio

*

プノンペンからシェムリアップについたのは3月1日。近年整備が急速に進んでいる一大観光地の綺麗さプノンペンとの違いに、生徒はみんな驚いていました。

初日は休憩がてら、大学生企画のミニ・ツアーを開催。三班に分かれて自由行動です。ぼくの班はせっかくだから生徒にカンボジア名物の乗り物であるトゥクトゥクを味わってもらおうと、ちょっと市内から離れた小さな遺跡に行くことに。

やっぱり、せっかくカンボジアに来たのにでっかい観光バスで自動的に市内を周るだけじゃもったいないと思ったからです。

トゥクトゥクの交渉は生徒にぜんぶ任せました。「値切る」楽しさやドライバーの方との交流の「面白さ」を知ってもらうためです。

トゥクトゥクは開放感があるし、なにせ風が気持ち良い。生徒たちも楽しんでくれました。五感を使ってその国を覚えるっていうのは、ほんとうにたいせつなこと。

ぶらぶら周遊し、無事帰宅。夜はカンボジアの伝統舞踊を見学しながら、おいしいご飯を食べました。

*

2日目。かものはしプロジェクトの訪問です。

かものはしプロジェクトは、カンボジアにおける児童売春を防ごうとさまざまな活動をしているNPO団体。ぼくたちはそのかものはしが運営する「ファクトリー」と呼ばれるを見学しました。

貧困層が多い地域に女性専門の織物工場を建設することで、地域に雇用を生み出し、人身売買を未然に防ごうという試みです。

いわゆる社会企業に近いプロジェクトで、ぼくもはじめての訪問だったのですべてが新鮮。かものはしプロジェクトの共同代表の方ともお話をすることができ、「大学二年ではじめた」という言葉にぼくを含めた全員が強い刺激を受けました。

実際にファクトリーで働く女性の家庭も訪問。プノンペンの家庭訪問のときよりも比較的安定した大きなおうちで、ファクトリーでの安定した収入がある程度は生活を支えるきっかけになっているようです。

その後はファクトリーの女性たちとの交流。「Tシャツ交換プロジェクト」を実施しました。女性たちとペアになり、無地のシャツにお互いの国の紹介を描いてそれを交換するという内容。思い出が形に残るし、楽しいし、まさに「交流」ということをしっかりすることができたと感じています。

「日本の紹介ってなにを書けばいいんだろう」と悩む生徒たちと、女性たち。お互いがお互いに伝えたいことを考えて、そして体現するという行為は単純に面白いし、意識的な交流をする事ができる。お互いとって損がなくて、そして刺激になるのかもしれません。

笑顔が溢れる楽しい時間でした。

帰宅後はみんなで輪になってミーティング。いままでの訪問で得た気付きを、みんなで話して行く。プノンペンでも二回やったのですが、いっぱい、思い思いに語り合う生徒たちの視線の鋭さと深さに、自分自身の忘れていた感覚を再起動させることができました。

*

最終日、つまり今日はアンコールワットの見学。純粋な冒険気分を味わいながら、カンボジアのよい部分をたっぷり吸収できた気がしています。

*

だらだらと報告してしまいましたが、実際かなり内容の濃い3日間でした。プノンペンでのショックが大きかった分、生徒はみんな心を少し落ち着かせて、さまざまな悩みや考えを整理するタイミングにもなっていたようです。

ぼく自身も3度目のカンボジア訪問で、いろいろなことを新たに感じることができました。チェックインの時間が迫っているのでざっくばらんにまとめます。

・1度見たモノが絶対ではないということ。
最初のスタディツアーで見たモノだけがすべてじゃないんだな、ということ。同じ場所でも同じ人でも、一面性しかないものなんてない。すべては多面性を孕んでいて、なんどもなんども繰り返して視野を広げて行くことに、大きな意味があるのかもしれません。

・コミュニケーションのたいせつさ。
現地の方を「見学する」という姿勢でスタディツアーにいくと、得るものは少ないと思います。悪い例えをすれば、それは単に動物園で動物を眺めるのと変わりません。積極的に話しかけたりしながら、相手を笑わせるくらいの勢いで接すること。当たり前だけどなかなかできない、とってもたいせつなことですよね。

・自分ゴトにすること。
現地で感じたことと思ったことを、「遠い国の悲しい現実」に留めるのはもったいないし、意味のないことだと考えています。自分が実際その立場だったらどうするんだろうだとか、日本では貧困はないのかなだとか、日本における平和の意義とか、いろいろ自分に関係させながら得たモノを消化して行くこと。スタディツアーからほんとうに学ぶために、必要不可欠な要素なのかもしれません。

なんだか偉そうになってしまいましたが、これはあくまでぼくの意見です。でも、ぼくはこういうことをたいせつにしながら3度のカンボジア訪問を終えることができ、そこからさらに学んで成長できたと思っています。同時にまだまだだなとも思ったけれども。

なにを感じたかとかは、やっぱりチェックインの時間が迫っているので書き切れません。

でも、ほんとうにほんとうに充実したスタディツアーでした。
続きは6日の重田のブログで。お楽しみに。

では、そろそろ帰国の途へ旅立ちます。おやすみなさい。


【元代表はたちこうた】
posted by kota at 01:08 | Comment(0) | カンボジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月03日

大学生になる君へ

今も世界のどこかには、
蝶を追いかけ
無邪気に歌う
子供がいるだろう。

今も世界のどこかには、
息子を失い、
悲しみに立ち尽くす
母がいるだろう。

仕事に追われる
日々の中でも、
地球の裏側にいる人を
気にかける。

そんなオトナに、
僕らはなりたい。


学生団体S.A.L. 新規メンバー募集中

【広報局】 杉本将太

posted by S.A.L. at 04:45 | Comment(0) | 新歓情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月02日

バングラデシュスタツア-前半を終わって-

はい、え〜っと、バングラディッシュも三日目となり旅の疲れの為か体調不良者が続出している今日この頃って感じです。
明日から本格的にスタツアのプログラムが始まるのでそれまでには治ってほしいですね。
まあ、もう前半もそろそろ終わるのでいままでのことを振り返ろうと思います。

まず中国について、GDPで日本を抜き世界二位にまで上り詰めたという中国ですが、私はわずか二日でそのパワーを感じとることができました。決して北京や上海ではない、広州という所ですら空港、中心部といったところはスケールが大きく、まるでアメリカにいるような錯覚すら覚えました。それに加え人の多さは尋常ではなく、平日の昼間にもかかわらず混雑時の渋谷のような人通りに驚かされました。この人々が中国の巨大な需要と供給を生み出しているのかと思うとGDPで日本が抜かれてしまったという事実もうなずくことができます。
都市の中心部では交通インフラの整備、それに関連するものの電子化が進んでおりICカードはもちろん切符もパスモのようにタッチするのみと、ここでちょっと敗北感をかんじたのですが、とくに驚いたのが駅の券売機がiPadのように高性能タッチパネルを備えていることでした。「うわ、中国進んでる!」ってなんだかちょっと焦りました。
 
ただ、少し中心部から遠い駅に立ち寄るとその印象は一変します。
ぶらり途中下車みたいなノリで適当に駅を選んで行ってみたのですが、駅から降りても何もない感じ、道路は舗装されておらず、駅の真ん前にゴミ置き場が広がっていました。夏に行ったネパールのチベット難民キャンプの方がまだましだなーと思いながらぶらぶら歩いていると、(明らかにそこに住んでいる人々には不釣り合いな)大きく立派な病院があり、そこにトイレを借りるために立ち寄ってみると中身は空っぽで何もありませんでした。

ただふらっと寄った名もない駅で、中国について言及されるときによく言われる中心と地方の格差と行政の杜撰さの一端を垣間見ることができたような気がします。中国に一泊できたのは貴重な体験でした。
 

で、四万円ものお金が入った財布を落としたりe-ticketを無くしたり、色々ありましたが無事にバングラディッシュに到着して二日間観光。

多分クリケットワールドカップのせいでしょうけど、みんなテンション鬼高いです。いや、むしろクレイジーです。四方はゲイにモテモテです。すでに彼は伝説を残してくれました。

まあ買い物をしたり夜の街で人に囲まれたり色々楽しい時間を過ごしています。
観光して過ごしたこの二日間ですが、ひとつ気になったことがあります。ホテル近くのバス通りにゴミが大量に捨てられているところがあるのですが、そこに日本の国旗が描かれているゴミ収集車がありました。おそらく日本から寄付されたものなのでしょう、なんだかとても誇らしい気持になったのですが同時に二つの疑問が生まれました。
一つ目は収集されたごみはどこへ行くのだろう、ちゃんとしたごみ処理施設がないのならせっかく収集したゴミを他の場所に再廃棄するだけではないのかという疑問。二つ目はこの国の人が今一番必要なのはなんなのだろうという疑問。(ゴミ収集車も必要なのでしょうが一番ではないはずです)
明日から本格的なスタディーツアーが始まり学ぶことと疑問に感じることも多いと思います。その問題意識をしっかりと日本にも持ち帰りスタツアに行けなかった人や新しく入ってくる一年生にも伝えていきたいと思います。

【渉外局 白川弘樹】
posted by S.A.L. at 02:49 | Comment(0) | スタツア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月01日

慶應義塾高校カンボジアスタディツアー日記 その1

こんばんは

前の代表の森島聖です

慶應義塾高校のカンボジアスタディツアーにOB大学生として、SALから重田、はたち、僕の三人で参加しています

高校生がカンボジアと触れ合う機会に携われることを非常に光栄に思いながら毎日を過ごしています

ちょっと写真と一緒に旅の振り返りを

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メイクザヘブンカンボジアが支援を行っているバサックスラムに到着した高校生

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準備してきたリコーダー演奏を披露する高校生

この後、行ったリコーダーのワークショップでは、「音楽家」になりたいという女の子があらわれました

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幼い難民を考える会が支援をしている学校を訪問

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幼い難民を考える会の事務所を訪問

文化祭で集めた布チョッキンを寄付しました!

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トゥールスレン博物館を見学



何より勉強になったのは

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夜の気付きの報告会

「自分の国の歴史をしっかり知ることも大事まず先」、「現地目線で見ないといけない」、「ローカルルールを知る必要がある」、「自分の状況に感謝しないといけない」などなど

ここで書くともの凄く長くなるのですが、是非長々書きたいくらいの高校生の素晴らしいコメントがいっぱいでした



さてさて、久しぶりのカンボジア

最高に落ち着きます

僕は今回で4度目のカンボジアです

プノンペンにも前にはなかった高い建物ができていたり

セントラルマーケットが綺麗に改築されていたり

カンボジアもどんどん発展していっているのをすごく肌で感じています

ただ、カンボジアの人口の殆どは農業に携わっている人達

今日もプノンペンの郊外の家庭を訪問してインタビューさせていただきましたが、

子供が先生から毎日400リエルとられるので、小学校に通わせられなかったり

夫は出稼ぎに行っていて家族みんなで暮らせなかったり

HIV感染者がいたり

と、正直すごくショックで胸が痛みました

発展していくプノンペンの裏側でまだまだ大半の人が生活に悩みを抱えています

それに目を背けちゃいけないことと同時に

カンボジアはこれからどう発展していくんだろう

ということをすごく考えました

みて学ばせてもらったことは必ずカンボジアに還元したい

経済学でも公共政策学でも、もっと沢山のことを学ばなきゃならないなと反省と決意をしています
posted by S.A.L. at 09:41 | Comment(2) | カンボジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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